2026年4月、埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科及び産婦人科共同研究グループは経済産業省のグローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金事業として、インドネシアの医療機関および大学を訪問し、母子医療、デジタル医療、生殖医療に関する現地調査を実施しました。
本出張では、各機関との意見交換や施設見学を通じて、現地の医療課題と今後の連携可能性について国際会議を実施いたしました。
概要
埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科より泉田教授、山田助教、産婦人科より高井教授、長谷川助教のチームで現地へ赴き、RSUD Bayu Asih、RSHS、RS UNPAD/UNPAD医学部、UPI医学部を訪問しました。地域病院から大学まで幅広い現場を視察し、周産期医療の実情、医療デジタル化の進展状況、教育・研究連携の可能性について多面的に協議を行い、今後の協力体制構築についての関係性深化について確認しました。

今回の訪問では、以下を目的として現地視察と協議を行いました。
- インドネシアにおける母子医療、デジタル医療、生殖医療の現状について学術調査
- 医療機関・大学との意見交換を通じて、臨床・教育・研究についての協力体制
- 国際的な学術交流を通じた両国の未来の医学及び医療の発展への貢献
今後の日本-インドネシア国際共同研究について
現地では、病院施設の見学に加え、周産期医療、妊娠糖尿病管理、デジタルツール活用、生殖医療の可能性などについて意見交換を行いました。
医療技術のグローバルな展開において痛感したのは、「現場が抱える問題の分析と技術の運用法の工夫」の重要性です。 1万以上の島しょ地域を抱えるインドネシアにとって、物理的制約を超えるデジタル情報技術によるネットワークの実装が母体死亡率の低下等に寄与すると考えられ、日本で展開するMLinkモバイルネットワーク等の技術応用が期待されました。
また、最新の医療技術の投入とともに、ソフト面でのエンパワーメントが地域住民への実装には重要であり、モバイルアプリを用いたデジタル教育コンテンツにより、疾病に対するリテラシーの向上が合併症予防等に有効であることが分かってきました。
将来、国際共同研究チームを発足させ、日本で培った技術基盤を用いて、インドネシア母子保健医療へ貢献すべく、研究を進めていきます。


@UPI


